タイの人気雑貨チェーン「もしもし」がすごい

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先日、バンコクに出張した際、タイの人気雑貨チェーン「Moshi Moshi(もしもし)」に立ち寄りました。

実は今、日本ではボンボンドロップシール(立体シール)が大人気で社会現象になっていますが、「もしもしに同じ工場製のシールが売っている」という情報をインスタで入手しまして、バンコク滞在中に確かめてみようと思ったのです。チャイナタウン近くの店舗を訪れ、約30分ほど店内を徘徊した結果——なかなか衝撃的でしたのでレポートします。

Moshi Moshi(もしもし)とは?

Moshi Moshiは1973年創業のタイ発のライフスタイル雑貨チェーンです。文房具、バッグ、ぬいぐるみ、コスメ、おもちゃ、スナックまで約13カテゴリー・5,000種類以上の商品を展開し、現在タイ全国に200店舗以上を構えます。2022年にはタイ証券取引所(SET)に上場を果たした、れっきとした上場企業です。

価格帯は20バーツ(約80円)からと非常に手頃で、ダイソーやMINISO、無印良品を足して割ったような雰囲気、と言えばイメージが湧くでしょうか。実際、ビジネス的なポジショニングもMINISOに非常に近く、「かわいくて安い日用品」を武器にタイ国内で圧倒的なシェアを持っています。

「日本的」であることを徹底して推している

店内に入って最初に驚いたのは、日本語の多さです。POPやタグに日本語が溢れ、店内BGMはJ-POPのような女性ボーカルの日本語の歌。ブランド名はもちろん「もしもし(日本語で電話に出るときの挨拶)」で、看板にも日本語表記が入っています。(私は電話にでるときは「ウィッス」ですが)

MINISOも同様に「日本のデザイン」を前面に出していますが、タイの消費者にとって「日本=品質が良くてかわいい」というブランドイメージが、いかに強く根付いているかを改めて実感しました。日本人として、正直うれしい気持ちになりました。

1,000バーツ以上買うと卸価格が適用される仕組み

店内を歩いていると、商品のタグに数字が2つ書いてあることに気づきました。最初は意味がわからなかったのですが、レジカウンター付近にある案内板を見て謎が解けました。

「Buying Condition:1,000バーツ以上お買い上げで卸価格(wholesale price)が適用されます」

つまり、例えば定価30バーツの商品が26バーツになる。20%オフです。

これは見事な戦略だと思いました。雑貨店の弱点は客単価の低さですが、この仕組みによってお客さんが自発的に「あと少し買えばお得になる」と動いてくれます。私自身、気づいたら慌てて棚に戻って1,000バーツに達するよう買い増していました。小売と卸を融合させたユニークなモデルで、上場企業らしい収益設計だなと関心しました。

ボンボンドロップシールと同じ工場のシールがあった

インスタで穴が開くほど情報収取でした「ぷっくりした立体シール」が、まさにそれっぽいクオリティで並んでいました。パッケージは日本で流行中のものとは異なりますが、質感・造形ともに明らかに同系統。

値段はなんと60バーツ(約240円)。日本で人気商品が品薄・高値になっているのと比べると、驚きのコスパです。爆買いしました。

ただ、サンリオやディズニーといった正規ライセンスキャラクターのシールは見当たらず、オリジナルのキャラクターが中心でした。その分、価格が抑えられているのかもしれません。

まとめ

もしもしは「かわいくて安い」という表の顔の裏に、PBによる高粗利・1,000バーツ卸売システムによる客単価アップ・ライセンスキャラクターによる商品の鮮度維持という、しっかりしたビジネスモデルが組み込まれたタイ発の優良企業でした。

バンコクを訪れる機会があれば、観光がてらぜひ立ち寄ってみてください。特にお子さんへのお土産探しには最適です。私のように、買い過ぎには注意が必要です。

加藤 一喜
記事を書いた人
加藤 一喜

株式会社サーバーワークス
マーケティング部 マーケティング1課
独立系ISPやSIerの営業としてお客様のシステムやネットワークの最適化に従事した後、サーバーワークスに入社。入社後は、電力系キャリア様の開発標準化プロジェクトや、鉄道事業者様の構内読み上げシステムの提案・導入を実施。現在はイベントマーケティングとインサイドセールスを担当。
車の洗車が趣味。
AWS Certified Database – Specialty (DBS)

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