コンビニから見る、ハノイとホーチミンの外資企業進出の違い

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ベトナムにおける外資企業の進出傾向は、ハノイとホーチミンで明確な違いが見られます。
その違いを分かりやすく示す例の一つが、外資系コンビニエンスストアの展開状況です。


ホーチミンは経済の中心地として外資の参入が早く、競争も激しい市場です。

コンビニにおいても、ファミリーマートが比較的早い段階から進出し、その後、セブンイレブンなどが続きました。また近年では、GS25(韓国資本のコンビニチェーン)も店舗数を伸ばし、都市部を中心に存在感を高めています。

ホーチミンの特徴として、市民が新しいサービスや業態に対して受容的で、変化を好む傾向がある点が挙げられます。新しい商品構成や店舗スタイルが比較的受け入れられやすく、外資企業にとっては実証・拡大を行いやすい市場といえます。

一方、首都ハノイでは、行政面での規制や商習慣の違いもあり、外資小売の進出は比較的慎重に進められてきました。近年になってようやくセブンイレブンやGS25が進出し始めていますが、依然としてパパママショップ*と呼ばれる個人経営の小規模商店が、地域の生活インフラとして大きな存在感を持っています。

ハノイ市民は一般的に保守的といわれることも多く、こうした地域特性も外資進出における重要な検討ポイントだといえるでしょう。








※ホーチミンのパパママショップ

なお、ベトナムのコンビニは日本のものとは少し異なり、ホットコーナーやドリンクコーナーが非常に充実しています。肉まんやフライドチキンに加え、韓国風の赤いおでんのような食品が並ぶこともあります。

また、アイスコーヒーやタピオカティーを、トッピングを選びながら自分でカスタマイズできる店舗も都市部を中心に増えています。








※韓国風の赤いおでん

身近なコンビニの違いから見ても、ハノイとホーチミンでは市場の性格が大きく異なり、外資企業にとって都市ごとの理解が欠かせないことが分かります。

角澤 由衣
記事を書いた人
角澤 由衣

Sales Division / Sales Executive. IoTソリューション営業として3年間、日系製造業のお客様を中心に、OTネットワークの提案・導入支援に従事。製造ラインの可視化や生産データ収集を目的としたネットワーク構築、さらにはリモート保守や製品競争力強化を支える通信環境の整備など、現場課題の解決に尽力。 2025年4月よりホーチミンに拠点を移し、東南アジア市場におけるネットワークインフラやクラウド活用をテーマに営業活動中。趣味は海外旅行で、各地のハードロックカフェグッズを収集。ベトナムではフットサルにも挑戦。愛読書は『D.Gray-man』。

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